アプライド・ドラマは「自分を知り、他人を知り、社会を知る」
8月30日~9月6日にイギリス、チェスター大学でのIntercultual Applied Drama Projectに参加してきました。
イギリスの高校生(14歳)や大学院生、そして日本の専門学校生とともにアプライド・ドラマを通じて文化や習慣、考え方の違いなどを体験してきました。。
例えば日本人ならよく知っている「桃太郎」。
このお話もイギリスの学生にしてみれば「なぜ桃が川上から流れてくるのか」「なぜそのなかに赤ん坊がいるのか」一つ一つが不思議なこと。
日本人として当たり前にとらえていたことが、海外ではとても不思議なことなのだと気づくと同時に、個人主義を前提として積極的に発言するイギリスの学生たちの姿をまぶしく感じました。
そして急に誰が参加しようと、何が起きようと参加者に満足を与えることのできるファシリテータのアレン教授とナオミさんに教えられることの多いこの期間でした。
演劇教育の考え方は世界中にありイギリスでもいろいろな手法がありますが、「アプライド・ドラマは教育部分、セラピー部分などすべてを傘のように覆うもの」とアレン教授から教わりました。。
今後は個人主義を中心としたイギリスで育まれているアプライド・ドラマを、日本に向けたアプライド・ストーリーとして集団主義を中心とする日本人の中に根付かせるためにどう作り上げていくのかが課題です。
アプライド・ドラマは「自分を知り、他人を知り、社会を知る」繰り返しワークのなかで語られた言葉です。
明日が見えにくい時代だからこそ、一緒に体験し自分を知り、他人を知り、社会を知り共に考える時間はとても重要です。
アプライド・ストーリーにはたくさんの可能性があります。
だからこそこれからもさまざまな人々へ向けて今後も活動を続けていきます。